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園芸初心者が挑戦!ヤンマーの“やさい先生”に教わる、憧れのベランダ菜園づくり(後編)

農園体験野菜

家庭菜園に初めてチャレンジした、ヤンマーマルシェマガジン編集部K。前編では種まき、発芽、子葉の間引き作業まで順調に進んだ様子をご紹介しましたが、その後、無事に野菜を収穫できたのでしょうか。ここからは引き続き、ヤンマーマルシェで農業支援サービスに携わる “やさい先生”にヒントをもらいながら、園芸初心者がベランダ菜園づくりに奮闘する様子をレポートします。

やさい先生

ヤンマーマルシェが提供する「生産支援サービス」において、生産者向け栽培サポートをしている農業のプロフェッショナル。

あんなに元気だったバジルに異変が…

編集部K
【7月21日】間引き作業を行って約1週間後、バジルの葉に白い斑点のようなものを発見。これは一体…。

やさい先生
近頃雨続きだったこともあり、カビの影響が考えられます。野菜に使える殺菌剤を散布すると効果が表れるかもしれません。

編集部K
ネット通販で購入し、水で薄めて散布してみます!そして一番風当たりのいいところへプランターを移動してみます。

編集部K
【7月27日】バジルに殺菌剤を散布してしばらく経ちました。白い斑点が消えることは無さそうですが、新しく出てきた葉はキレイな緑色!復活するといいなあ…。

培養土に栄養があるからか少しコバエが湧くようになりました。小松菜、ラディッシュ、ベビーリーフは元気に育っています。

編集部K
【7月29日】再び小松菜、ラディッシュのプランターが込み合ってきたので、二回目の間引き作業を実施。今回は本葉も収穫できたので、食べ応えのあるフレッシュサラダになりました。

一カ月経過し、ベビーリーフに成長の兆しが!

編集部K
【8月2日】バジルの斑点が出た葉は枯れ落ち、新しく出た葉にも斑点が出てしまいました。残念ですが、ここからの復活は難しそうです…。小松菜、ラディッシュと比べて成長が緩やかだったベビーリーフからは、本葉がちらほら出てきました。

編集部K
【8月7日】小松菜、ラディッシュの本葉が立派に成長してきました!ただ、ラディッシュが少し弱弱しい印象もあり、赤い根がここから丸く成長するのか気になります。

編集部K
【8月15日】ベビーリーフの成長が著しく、いよいよ一回目の収穫が出来そうです!

編集部K
【8月23日】念願のベビーリーフを収穫!冷製パスタに添えていただきました。

しかし、あんなにイキイキしていた小松菜の元気がなくなってしまいました。週末に家を空けてしまったのが良くなかったかもしれません…。

編集部K
【8月30日】ラディッシュが2ヵ月経っても大きく育たないのと、小松菜も元気がなくなる一方なので、このタイミングで収穫することに。小松菜はお浸しにして、ラディッシュはサラダにしていただきました。小ぶりではありましたが、フレッシュで野菜の味が濃く美味しかったです。

半分ほど収穫したベビーリーフは、残していた葉も元気に育っているので、まだ暫くは成長を楽しめそうです。

2か月のベランダ菜園を終えて

編集部K
初めてのベランダ菜園を経験してかなり苦戦したのですが…、大きく2つのことを学びました。

1つは、予想以上に水やりのタイミングを安定させるのが難しかったということ。スマホの天気予報を見て雨が降るだろうと水やりを怠ったら、曇りのままで土がすっかり干上がってしまったり、朝にバタバタして遅い時間に水やりをすることになったりと、どうしても自分の都合に野菜たちを合わせてしまっていたように思います。

やさい先生
水やりについてはプロの農家も悩んでしています。植物をよく観察してルーチン化をしないことが次回へのステップになります。

編集部K
もう1つは、野菜によってさまざまな成長スピードがあるということ。当初バジルが一番元気であったのに1ヶ月で枯らしてしまったり、元気に発芽した小松菜とラディッシュが最終的にはさほど成長しなかったり。そして、最も成長が緩やかであったベビーリーフが結果としてたくさん収穫できたことは、家庭菜園の面白さでもあるなと感じました。

やさい先生
成長スピードは日照量が影響しているので場所はもう少し変えても良いかもしれません。どの植物がベランダ菜園に向いているのかを見つけるのも楽しみだと思います。
バジルが枯れやすい原因で多いのは根腐れです。植物の高さが鉢のふちよりも下にきていたので水が多かったのと風通しが悪かったのかもしれないですね。この点は次回改善すれば根腐れは減らせると思います。

編集部K
…で、土も種もまだあるので、秋にベランダ菜園を再開しようと思っています。今回育てていた土はそのまま使えるのでしょうか?

やさい先生
今回みたいに栽培期間が短い場合には、肥料が残っているので再び使っても大丈夫です。
植物の残渣はカビを増殖させる原因になるので土とわけて捨てて下さい。
カビなどが土壌に残っているかもしれないので黒いゴミ袋に入れて太陽の熱で温めておけば、簡易的な土壌消毒もできます。次回はさらに収穫できるよう頑張って下さい。

編集部K
わかりました。次は今回の反省点を活かして、収量アップできるよう頑張ります!

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