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ヤンマーとベティスミスのコラボ!ユニバーサルデザインの国産デニム多機能エプロン

ジーンズの聖地と称される岡山県倉敷市。この地で1962年から続くジーンズメーカー「ベティスミス」とヤンマーはコラボを組み、国産デニム生地を使ったオリジナル多機能エプロンを共同開発しました。「なぜヤンマーがジーンズメーカーとコラボ?」そのきっかけや、さまざまな使い方ができるエプロンの魅力についてご紹介します。

ユニバーサルデザインの多機能エプロンが生まれたきっかけ

岡山県倉敷市にあるヤンマーの研究拠点のひとつ、「バイオイノベーションセンター(以下、BIC)倉敷ラボ」では、最先端技術を活かした施設を使い、高品質なトマトやイチゴの栽培に取り組んでいます。

ここでは主に、特例子会社のヤンマーシンビオシス(株)の従業員が個々の能力を発揮できる作業を行っており、より効率的に農作業を行いたいといった意見や、丈夫で扱いやすい作業着が欲しいという要望がありました。

その意見をもとに作業改善へ取り組む中、ジーンズの聖地・岡山県倉敷市児島で国産ジーンズ草創期から製造を続けるジーンズメーカー「ベティスミス」に声をかけたところ意気投合。資源循環型社会 “A SUSTAINABLE FUTURE” の実現を目指すヤンマーの想いと、ジーンズの残り布を再利用した小物ブランド「エコ・ベティ」などベティスミスのエコに取り組む想いが一致し、2018年より、このコラボプロジェクトが始まったのです。

エプロンにおける “ユニバーサルデザイン” って?

近頃よく耳にする “ユニバーサルデザイン” という言葉。これは、「さまざまな人にとってできる限り使いやすいように、製品や情報・サービスを作る」という考え方です。

この多機能エプロンは、腰ひもにマジックテープを使用することで、誰でもエプロンの着脱をカンタンに行えるデザインになっています。また、運搬作業、剪定作業、しゃがんで行う作業など、農作業の現場で想定される動作へそれぞれ対応できるよう、3WAYデザインを採用しました。

さまざまな作業・現場に対応できる3WAYデザイン

STYLE 01
首かけスタイル

通常のエプロンと同様に首からかけるスタイルは、土や水から体全体をしっかりと防ぐとともに、丈夫なデニム生地で運搬作業などによる擦れにも強い作りになっています。

前面のポケットには作業に使用する道具や筆記具、スマートフォンなどを収納することが可能です。このポケットには生地の端切れを使用しているため、エプロンひとつひとつが一点もの。また、高所での剪定作業時にはハサミなどの落下防止用のストラップをつけるハトメを配置しました。

STYLE 02
腰巻スタイル

ハウス内では高い温度の中、腰の高さに配置された器具など低位置での作業も多く発生します。しゃがんだ状態でも作業がしやすいよう腰元だけをカバーする腰巻スタイルにすることで動きやすさと機能性を両立させました。

STYLE 03
収納ポケットスタイル

収穫した野菜などを一時的に持ち運ぶ際には、左右のボタンを留めることで簡易的なポケットになります。DIYで使用するときには釘などの細かいパーツを一時的に収納することができ、作業性が高まります。

国産デニムを使用し、耐久性と作業性、さらにデザイン性を兼ね備えた多機能エプロンは、ベティスミス本店(倉敷)、ベティスミス恵比寿工房、高島屋の一部店舗で販売しています。