日本では、本来食べられるのに捨てられてしまう食品(フードロス)が、国民1人あたりに換算すると毎日ご飯茶碗1杯分(約132g)ほど出てしまっているという報告※があります。また、家計における食費の割合は消費支出の約4分の1を占めるとされているため、家計面から見ても非常にもったいないことですよね。
参考:消費者庁「めざせ!食品ロス・ゼロ|[消費者庁]食品ロス削減月間」
https://www.no-foodloss.caa.go.jp/nofoodloss-month.html
そこでヤンマーマルシェは、私たちと一緒にフードロス削減へ取り組んでいただける方を募集。2022年10月17日(月)~31日(月)の間、どのようなフードロス削減に取り組んだかについて、ヤンマーマルシェの公式Twitterと公式Instagramへ投稿いただくキャンペーンを行いました。
今回は、みなさんから寄せられたフードロス削減アクションの中から、今すぐ取り組めるアイデアをピックアップしてご紹介します。
今日からできる「フードロス削減」アクションって?
家庭における主なフードロスは食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)です。ヤンマーマルシェではキャンペーン時に取り組み例として、「買う」「作る」「食べる」ことでフードロス削減へ貢献できる以下のアクションをご紹介しました。
■取り組み例
「買う」:賞味期限が近い見切り商品を購入する
「作る」:野菜の皮までまるごと使った料理を作る
「食べる」:「YANMAR MARCHÉ NAGAI(ヤンマーマルシェ長居)」などのフードロス削減に取り組んでいるレストランで食事をする
このように、少しの工夫や意識の変化で起こせるのが、フードロス削減アクション。今まで「おつとめ品だから」と手にしていた見切り商品も、「フードロス削減に貢献できる!」という新たな視点が加わることで、よりポジティブに選ぶことができますよね。
キャンペーン時には様々なアイデアが寄せられましたが、特に投稿の多かった見切り商品や食材をまるごと使った料理のアイデアをご紹介します。
今まで捨てていた部分をおいしく調理するアイデア
・シイタケは軸もおいしい!
まーー。さん(@omami0730)は、シイタケの軸を飾り切りしてお料理に使い、余った部分はお味噌汁へ。シイタケの軸からは出汁も出るので、まるごとおいしくいただけますね。
・エビの殻は風味豊かで栄養もバツグン◎
りゅうせんさん(@ryusen.ya)は、エビの殻をフライパンでカリカリに炒めてからミルで粉末状にし、魚のつみれへ混ぜているそう。少し手間はかかりますが、こちらも良いお出汁が出そうです!
・野菜の皮は細かく刻んできんぴらに
きほたんみったんさん(@kihotan.mittan)は、カボチャとニンジンの皮を細かく刻んで、彩り豊かなきんぴらへアレンジ。グリーン&オレンジのコントラストが、食卓を華やかにしてくれますね
・サツマイモの皮を器にリユース!
guritogura03さん(@guritogura03)は、サツマイモの皮をスイートポテトの器として再利用。アルミカップなど新たな器ゴミが発生しないことに加え、見た目がとても可愛らしいですね◎
・ブロッコリーの茎で食卓に一品プラス
ゆっきーママさん(@yuki_390)は、ブロッコリーの茎を炒めてメンマ風にアレンジ。旨味も栄養もたっぷりで、お箸が止まらなくなっちゃいそうです。
残り物をおいしくよみがえらせるリメイクレシピ
・残り物を使って出汁カレーへリメイク
日杳 (ひより)さん(@hiyori.koyori)は、炒めた玉ねぎに筑前煮の残り汁を加えてカレーにリメイク。
ahitokiraさん(@ahitokira)は、余ったおでんをカレーへリメイク。
筑前煮やおでんはたっぷり作ってしまいがちですので、カレーにリメイクすると次の日も味に飽きずおいしくいただけますね。定番の煮物がカレーに変身するなんて驚き!崩れた具材はルーに溶け込み、食材のかけらも残さず食べることができるので、「捨てない」アクションへさらに大きく貢献できます!
また、次にご紹介するのはサステナブルな食材の選び方です。
ユニークなカタチに育った野菜を意識的に選ぼう
・残り物を使って出汁カレーへリメイク
YUMIKOさん(@tagosakuchan)は、個性的なカタチのニンジンや、少し傷のついたナス、見切り品のマッシュルームを購入。
van-keiさん(@vankei2)も、訳アリ野菜を意識して選んでいるそう。
最近は規格外野菜を販売する店舗も増えてきていますね。野菜はカタチが悪くても切ってしまえば良いですし、キズがあっても取り除けばおいしく食べることもできます。もし直売所などでユニークなカタチの野菜と出会ったら、意識して選んでみてくださいね。
今回ご紹介した「捨てない」「まるごといだたく」ことを意識したフードロス削減アクションは、どれも今日からできるものばかり。一人ひとりが意識し、そして長く続けることが大切ですので、ぜひ楽しみながら取り組んでくださいね。