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農業の未来を切り拓く!「沢の鶴X01リリース記念 ペアリングディナーパーティー at Premium Marché OSAKA」イベントリポート

ライスジュレ

ヤンマーが沢の鶴とタッグを組み、“新しい酒米を作る”という前代未聞のプロジェクトから生まれた初の日本酒「沢の鶴X01(エックスゼロワン)」。この記念すべき純米大吟醸酒の誕生を祝い、2018年3月2日(金)ヤンマー本社ビル最上階にある社員食堂「Premium Marché OSAKA」にて、「沢の鶴X01リリース記念 ペアリングディナーパーティー」が開催されました。

沢の鶴の日本酒とヤンマーのレストランによるペアリング

食事中においしく飲める日本酒を目指して作られた「沢の鶴X01」。イベント当日はX01を中心とした沢の鶴自慢のお酒4種類と共に、ヤンマープレミアムマルシェのレストラン「RISTORANTE con fuoco」による生産者こだわりの野菜やお肉を使ったグリル料理と、「Premium Marché with 鮨なか川」による特別料理、そしてヤンマー畑産のサラダとイチゴが振舞われました。

イベントタイトルにもなっている「ペアリング」とは、料理一品ずつにそれぞれ合うお酒が提供され、そこで初めて料理が完成する、フレンチを発祥とした料理とお酒の愉しみ方のこと。今回沢の鶴が用意した4種のお酒に対して、「RISTORANTE con fuoco」と「Premium Marché with 鮨なか川」が、どのようなペアリングを提案したのかをご紹介します。

沢の鶴自慢のお酒に合わせた料理とは?

一杯目に登場したのは「SHUSHU(シュシュ)」。ふくらみのある旨みとほのかな酸味が感じられ、軽快なのどごしが特長の純米酒です。

クセがなく飲みやすいと評判のSHUSHUに合わせたのは、「愛媛岩城島レモンポークのパテ・ド・カンパーニュ セロリのピクルス添え」です。瀬戸内海の“レモンの島”として知られる岩城島で育ったレモンポークは、脂身に甘みのあるやわらかい肉質が特長。「僕が食べたことのある豚肉の中で、一番おいしいと思っています」と話すのは、「RISTORANTE con fuoco」の中村公宣シェフ。

レモンポークが持つさっぱりした中にも凝縮感のある、濃厚な味わいが楽しめるポークパテ。SHUSHUの魅力がさらに際立つようにと選ばれた一品には、セロリのピクルスも添えて提供されました。

二杯目に登場したのは「特別純米酒 実楽山田錦(じつらくやまだにしき)」。酒米の特A地区となっている兵庫県三木市吉川町実楽産の山田錦を使用し、生酛(きもと)造りで醸した、キレのある旨みときめ細やかな口当たりが特長のお酒です。

この日本酒に合わせたのが、数種類の食材を特製の漬けダレで味付けした「海鮮ちらし鮨」。大阪北新地に本店を構える江戸前鮨の名店「北新地 鮨なか川」の2号店、「Premium Marché with 鮨なか川」の店長兼唎酒師である白須賀芳孝さんによると、「鮪は全て頭の部位を使用しています。例えば、霜降り牛はマッサージされることでおいしい脂が乗ると言われていますが、鮪も海を泳ぐことで波が頭へ当たり常にマッサージされているので、頭部にはおいしい脂が乗るんです」とのこと。

ついに登場。食事が進む日本酒「沢の鶴X01」とペアリングを愉しむ料理とは

いよいよ、ヤンマーと沢の鶴が酒米から共同で開発した純米大吟醸酒「沢の鶴X01」の出番となりました。今か今かとその時を待つ、日本酒愛好家の方々の熱い視線がグラスへと注がれます。

芳醇でフルーティーな香り、そしてふくらみのある味わいと旨味があるX01に合わせられたのは、なんと「鮪のすき焼き風」。唎酒師でもある白須賀さんによれば、味と香りに芯のあるX01は味の濃い料理とのペアリングもおすすめなのだそう。鮪は朝市で選んだ新鮮なものを使用しているため、臭みは一切なし。頭、ほほ、目の周りのコラーゲン部分、目の奥で動く赤身部分など、頭部のさまざまな部位を混ぜることで、食べるごとに食感が変わる「Premium Marché with 鮨なか川」オリジナルの逸品です。

その後、沢の鶴株式会社代表取締役の西村隆社長と、ヤンマー株式会社酒米プロジェクトリーダーの山岡照幸氏が、お互いの社名が記された法被に着替えて乾杯を行い、会場は一気にお祝いムードへ。

更にはサプライズゲストとして、世紀のエンターティナー・セロさんが登場!今回のリリースにちなんで、稲穂や米、そしてX01を使ったマジックをはじめ、会場のゲストを巻き込んだパフォーマンスをたっぷりと披露。会場を大いに沸かせました。

酒米プロジェクトのリーダー山岡照幸氏に初めてX01を味わったときの感想を訪ねると、「まるで自分の子供ができたような感覚ですね。香りよく食事の邪魔をしない日本酒が造りたかったのですが、X01を口にしたときは『狙ったとおりに出来た!』と、本当に感激しました」と、情熱的に語ってくださいました。

また、イベントに参加してくださった女性ゲストからも「飲んでいて飽きが来ないし、食事に合うお酒だと思いました。ボトルデザインも今までになかった感じでおしゃれですし、日ごろお酒を飲まない人でもプレゼントしてもらったら興味を持ってくれそう。味の濃いお料理にもピッタリだったので、『あわせてくれてありがとう』という気分です」との嬉しいコメントを寄せてくださいました。

イベント最後のお酒は、デザート感覚で味わえる「古酒仕込み梅酒」。日本一の梅の里「紀州」の南高梅を、3年以上かけて熟成させた生酛造り純米酒で漬けこんだ梅酒です。このまろやかで芳醇な一杯には、「薩摩元米牛のローストビーフ リンゴとタマネギソース葉わさび風味」をペアリング。米を食べて育つ元米牛は脂の融点が低いのが特長で、口に入れた瞬間はまず肉の旨みが広がり、やがてじんわりと脂が馴染むのです。この口どけなめらかな玄米牛をじっくりローストし、葉わさびをピリッとしのばせた甘めのソースを添えています。

この記念すべきX01を味わってみたい方は、プレミアムマルシェのレストラン「RISTORANTE con fuoco」や「Premium Marché with 鮨なか川」へ足をお運びくださいね。
※ご来店時にはX01が完売している可能性もございます。予めご了承くださいませ。

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